週報「武庫川のほとり」2014.3.16

         葬儀式と結婚式

 私たち日本は様々な迷信があります。葬儀式の式次第や花は持って帰ってはいけないのでしょぅか。死を汚れと理解し、「浄めの塩」をまく必要があるのでしょうか。この世界でいつも語り伝えられている縁起の良いものと縁起の悪いものを、使い分ける必要があるのでしょうか。私たちはそのような文化的制限からすでに卒業しているクリスチャンです。そのような制限に生きる人たちにこれからも共感し、配慮もしていきますが、でも私たち自身はそのようなものではないことをいつも表明していくべきでしょう。その意味でも、先週、葬儀と結婚式が連続にあったことは、ごく自然な神の時の営みであり、また神さまの深き御心であったことを私たちは忘れません。この教会では、様々な人生の営みに寄り添います。最も悲しい現実の中にも希望があることを何としても示していくのが教会の使命なのです。今年、武庫川キリスト教会は50周年ですが、57名の方々を天国に送りました。