地元の方の葬儀式

 今回、地元の方の葬儀式を執り行いました。いつもならば、教会堂で行うのですが、今回は一般葬儀場で行い、地元の方々が沢山来られました。

 昔からの地元の人たちは、自然に「村の人」「地の人」という言い方をします。有力な人たちはお寺の檀家総代であり、村の由緒ある神社の総代をしたりしています。大庄村は昭和の始め、日本一裕福な村として、誇り高い時代を過ごした頃もありました。その頃建設された村役場(現在の大庄公民館)は、あの有名な建築家である村野氏の作品です。また村役場の前にある大庄小学校は創立130年祭を数年前に行ったばかりの小学校です。

 それに比べて、私たちの武庫川キリスト教会は、まだ47年しか経っていません。47年前に村のど真中に、外人(宣教師)が来たのです。しかし、47年と言いましても、少しずつ、少しずつ、地元の方がクリスチャンになられ、今回のような葬儀式を行うことができ、うれしく思っています。受付は教会の伝道師と、神社の総代の方、と亡くなられた故人の孫(クリスチャン)でした。地元の有力な方々の顔を拝見しながら、教会が地元に根付くということについて、考えさせられた葬儀式でした。今回、亡くなられた方は家族を愛し、家族に愛された方であり、また、地元を愛し、地元に愛された方でもありました。奥様がクリスチャンであられたなかで、福音に触れ、イエスキリストを信じて、天国に凱旋されました。ハレルヤ!