クリスチャンのボランティアが奉仕する時・・・。

教団メールで皆さんに送った内容です。

 皆さん、武庫川キリスト教会の武田です。キリスト教会ではボランティアの体制が整いつつあります。先週水曜日から金曜日まで、私と教団議長北嶋和之師とで、審議委員会として、被災地を訪問視察いたしました。仙台の南、亘理から、北は石巻まで回りました。ここでは、被災地の状況を伝えるよりは、クリスチャンのこれからどのようなボランティアができるかについて、お知らせします。

 4週間目から、心のケアが必要な時期だとあらゆる分野の専門家が言っていますが、今、聞いてあげる耳が一番必要な時期、また、受けてくださるならば、愛に満ちた祈りが一番必要な時期になっています。炊き出しなどの支援活動をしつつ、皆さん、自分からお話なさりたい方に対して、お話を聞く人たちが必要で、今、多くのクリスチャンたちの愛が、被災者の人たちに伝わっています。今こそクリスチャンたちが動く時だと思いました。

 先週水曜日、私たちは「仙台キリスト者支援ネットワーク」の会合に参加し、様々なボランティアグループと接触してきました。その後、国際飢餓対策機構の会議に出席し、関西でも馴染みの深い、清家兄をリーダーで、動いているグループと共にしていくのが良いのでは思いました。現在、国際飢餓対策のボランティア活動には、福音自由の諸教会、福音教会連合(JECA)の諸教会、他が、教会単位で、計画的にボランティアを送っています。もちろん、牧師の紹介のもとで、個人で、このボランティアグルーブに行くこともできます。

 あちらに行きますと、一人一週間程のボランティアをして、次の人にバトンタッチをしていくという形で行われるのが、多いようです。

 私たちの視察の水先案内として、原発から北に50キロメートルの丸森町に住んでいる熊田康之兄が奉仕してくださいました。彼の運転によって、被災地とボランティア活動を見てきましたが、彼は、家族は広島の実家に帰していますので、そのまま残るということで、今、続いて、国際飢餓対策機構のもとで、彼の仕事であった焼き鳥のボランティアをしています。今週は石巻と女川の間にある荻浜で焼き鳥をふるまって、とても喜ばれたそうです。

 今、ボランティア活動を支援する、クラッシュも、幾つかの拠点を決めて、ボランティアを集めて動こうとしていますが、国際飢餓対策機構も、クラッシュも福音的な教会を母胎としていますから、積極的に皆さんも参加してくださったらと思います。

 今回は、北嶋和之先生も私も、清家兄(現在仙台YWCAが拠点)とはよく知っている方ですし、割合連携をとりやすいと思い、今後、審議委員会、常責で話されていくと思いますが、この管でとりあえず、諸教会単位で、個人単位で始めてくださるのが良いのではないかと思います。

 仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク
http://touhokuhelp.com/をご覧ください。
 ここにそれぞれのボランティアセンターの連絡先が書かれています。基本的に交通費、食費は個人持ちですが、何人かで車で一緒にいくならば経済的に行くことができます。

 ボランティアをしている、熊田康之兄からのメールです。

 武田先生と一緒に行った石巻です 様子はよくわかるでしょ。12日鹿妻町で自衛隊の配給横で焼き鳥丼とトン汁をしました。150人前があっというまに無くなりました。13日は少し女川よりの小さな漁港の村、荻浜町でやりました。お寺と荻浜小学校に皆さん避難されて一月以上がたちました。この日は計130食 2日で合計10000本以上の焼き鳥を焼きました。両日とも大喜びの日となりました。感激と感謝が被災者皆さんあふれていました。温かい焼きたての肉は被災以来はじめてだそうです。驚くばかりの感動をいただき、驚くばかりの恵みをいただきました。与えるものの方が祝福をいただきますね
一番よかったのは10人ほどのチームでできたことです。私は焼き専門でしたが、奉仕者皆さんがたくさんの方たちと話し祈り、涙することができました。とてもよい伝道のときでした。被災者の方は心がいっぱいで、たくさん話を聞いてほしいのでと思います。皆様によろしくお伝えください。