めぐみさん生存情報・・・・祈る

【ソウル時事】韓国・自由先進党の朴宣映議員は9日、脱北者男性リ・ヨンス氏(仮名)が北朝鮮労働党の日本担当者から聞いた話として、拉致された横田めぐみさんが2004年末か05年初めには生きており、04年11月に北朝鮮が日本に渡した遺骨は偽物だとの情報を明らかにした。このほかリ氏の情報によると、北朝鮮咸鏡南道にある耀徳政治犯収容所に、少なくとも03年まで、中年の日本人女性が収容されていた。朴氏はこの情報を近く日本政府に伝えるとしており、日本側は慎重に確認する方針。
 リ氏は04年末から05年初めごろ、労働党の日本担当者と会食する機会があり、めぐみさんについて「知ってはいけないことを多く知りすぎたため、帰したくても帰せない。実は生きている。遺骨は偽物を送った」との話を聞いたという。さらに同担当者は「ほかにも拉致されてきた日本女性をさらに4人は知っている」と語ったというが、具体的な情報は明らかになっていない。
 日本担当者は当時42歳で、父親も日本担当で拉致を受け持っていた。朴氏は日本担当者父子の名前を公表しなかったが、日本政府には一連の情報とともに伝えるという。