福音主義神学会全国研究会議

 先日の福音主義神学会全国研究会議で司会をされたり、質問をされたり、感動されたりしている先生がおられました。この先生は日本キリスト教会(旧日基)の先生で、旧日基の先生だけど、お忍びのようにして、福音主義神学会に来られているんだなあと思っていました。その後、日本の最初のプロテスタント教会、横浜海岸教会に見学に行かせてもらって、そこの神学校のポスターを見たとき、この先生が日本キリスト教会の神学校の校長先生だとわかりました。福音派福音主義神学会に、こうゆう方も関わられていることを心強く思いました。どうも留学経験のなかで福音主義の影響を強く受けられたようです。でも横浜海岸教会(横浜バンド)から始まるこの教派、日本の最初の教会の流れは、もちろん、しっかりした福音主義でしたが、イギリス系の準福音主義になり、ついにはドイツ系の自由主義になっていきました。そうなんだ、日本の宣教は最初は、福音主義、聖書主義だったんだ。横浜海岸教会ゆかりの宣教師はバラ宣教師、バラ宣教師の四代目のモア宣教師(淀川キリスト教病院チャプレン)のフレンドリーな笑顔、まろやかなローボイス、が懐かしくなってきました。彼の伴奏をさせてもらったとき、本当にアメリカの白人霊歌的な歌い方で、楽しく伴奏させて頂いたことがあります。リズムも何もありません。霊的な感情の動きをそのままリズムを度外視して、自由に歌われ、人々を感動に導きます。それがまたあの頃のアメリカからの白人の宣教師の雰囲気だったのです。