私の書斎に来たひとりの青年・

 今しがた、日が暮れて、あたりが暗くなった頃、一人の青年がぼくの書斎に来てこう言いました。「おばあちゃんに、僕が教会に行っていることを言いたかったんで、勇気を持って言ったら、『天理教に行ってんのん? 』と言われちゃった。『違うキリスト教やねん』と言ったら、全然わかってくれないんですよ。『んー適当にしておきなさいよ』と言われちゃった。」宗教を語ることの難しい国ですが、私に伝わってきたのは、一人の青年の「大好きなおばあちゃんにわかってほしい!!」という純粋な気持ちでした。彼は洗礼を受けたいんだそうです。私もとってもうれしい気持ちです。