小畑進先生召天

 牧師養成の神学校である、基督神学校の看板教授であられた、小畑進先生召天の報が先ほどの水草牧師のプログから伝わってきました。私は彼の弟子ではありませんが、彼が愛した多くの弟子たちを知っています。私は100名程の哲学の授業の一生徒に過ぎませんでした。しかし数年前、先生から直々「〜君が来ました」という大きな墨字のはがきを頂きました。その時、ああ私のことを覚えてくださっていたんだとうれしく思いました。牧師養成の神学校時代、今思えば一番エキサイトしたのは、小畑師の哲学の授業だったんじゃないかなあ。先生は、一人のアナバプティストに心留めてくださった厳格なカルビ二ストでした。そう言えば、もう一人、入船尊先生も、一人のアナバプティストに心留めてくださった厳格なカルビニストだったなあと思い起こしています。京都で一緒に老舗の菓子屋を巡った懐かしい日を思い出します。いつだったか。彼を驚かそうとして日曜日、彼の牧会する教会を訪問したのですが、たまたまおられなかった。そんな先生も、何年か前、天に召されていかれました。私は迷走中のアナバプティストですが厳格なカルビニストの先生方の助けを頂き、ここまできたんだと感謝いたしました。

 先生は日ごろより家族に、「ただ主の栄光のみが現れるように」との願いから、「死亡通知は勿論、葬儀など一切無用、直ちに献体すべし。」と強く申しつけておられたとのこと。みごとなカルビニストとしての最期。ジュネーヴの改革者カルヴァンは己が亡骸を共同墓地に埋葬させて、自分のために墓碑を立てさせませんでした。(水草牧師の言葉を引用)

 内容が内容でしたので、キリスト教専門用語が増えてしまいました。ごめんなさい。カルビニスト? アナバプティスト?  なんなんだこれ