牧師の分ち合い

 毎月金曜日早朝、私は大阪市内の教会での「早天祈祷会」というものに参加しています。自分の教会から車で5名程で出席しています。その「早天祈祷会」で、祈ってほしいことを分ち合って一緒にお祈りをするのです。その後、みんなで楽しく食事もします。いろいろな教会のいろいろなニュースを聞いて、自分の教会での働きの参考にするのです。食事会が終わると、自分の教会から車で来た4名は教会に帰り、私は数名の若い牧師と一緒に午前中、ミスタードーナツで交わりをします。お互い経験していること、また勉強していることなどを分ち合うのです。午前中はそのような交わりの時、午後からは、この第一週金曜日だけですが、キリスト教会の一つの群れ、MBという群れのための会議の準備と会議を夜中までします。月に一度の楽しくて、でもハードな一日となります。1998年、私はカナダのバンクーバーで、二人の牧師が月一で集まっているレストランでの朝食にご一緒したことがあります。幼なじみの牧師同士が、機関銃のようなスピードで、お互い経験した感動の物語を涙を流しながら語り合うのです。終わったあと、その一人の牧師が「何を言っているかわかった?」と私に質問しましたが、わかるはずがありません。わかったのは、この二人、感動して生きているんだなあ、ということだけでした。心を分ち合えるお互いがいることは幸せなことです。