武庫川キリスト教会はグランドピアノを中心に会衆賛美の伴奏をしている教会です。私もピアノを弾くことがありますが、最近思うことは、ピアノはやっぱり打楽器だなあ、沈黙の中で、美しく透明感ある音が響く石を叩いているんだと思って弾いています。だからピアノは100回100通りの叩き方があり、叩き方にこそピアノの深さがあるように思います。叩き方で会衆を導いたり、叩き方で会衆に従ったり、叩き方で会衆と競合したり、叩き方だけで伴奏者の思いを表現できる面白い楽器です。久々に今日の祈祷会で伴奏をしたので、そんなことを思いました。それにしても少人数の伴奏ではピアノは複数の石を同時に叩く影響力のある打楽器だから、みんなの声が消えないようにしよう。打楽器だという理解で弾くほうが優しく弾けるような気がする。
