このワープロの下線の引き方がわからない

 今日は朝は水曜礼拝、午後はサポートグループ、それから終わると老人ホーム訪問(1時間ぐらい離れた場所)、今は夜の祈祷会の準備をしています。先ほど訪問した老人ホームには、来週月曜日に95歳になる男性がいます。現在、彼は太平洋戦争の戦記を書いているのですが、彼の歩んだ道もシンがボールからなかなか進みません。以前訪問した時もシンガポールだったと思います。そんな彼が今困っているのは、彼の使用している道具は昔のプリンター一体型でモニターが小さいワープロですから、回りのものがわからないのです。でも何十年も同じワープロで、点線の引き方、下線の引き方を、回りのものを巻き込んで聞きながらも書き続けています。

 今回の彼の第一声は「私は裸で母の胎から出て来た、裸でかしこに帰ろう」でした。最初から最後まで泣いていました。そしてこう言いました。「群れから離れるとあかんなあ!」もちろん私は牧師ですから傍らのイエスさまの話しを繰り返し、祈りと賛美で励まして帰ってきました。