アブラハムってご存知ですか?
私は、ひとりのクリスチャンとして「世界はある時点でどこの国でも多神教、アニミズムのような世界になっていたのだ」と思っています。聖書のなかには4000年程前(キリスト教保守的立場による年代)にアブラハムという信仰の先祖がいて、彼に聖書の神が語りかけたことが書かれていますが、彼に聖書の神が語りかけたとき、彼が生きていた世界は、まさしく、日本において過去から存在してきた、多神教世界、アニミズム的な世界だったのではないかと思っています。少なからず、一神教世界ではなかったのです。
ということは、あの時点で、すでに、当時のひとたちは、現代人と同じように、「えっ、ひとりの神が人類を造ったのだって? そんなこと考えたこともないわ」という会話が飛び交う状況であったと考えます。つまり、神が人類を造られたという事実を完全に忘れ去って、どこもかしこも、多神教、今で言う、宗教多元主義の世界になっていたのだと考えています。この状況が宗教的にレベルの高い状況だったのか、レベルの低い状況だったのか、私にはわかりません。ただ、創造主を信じるキリスト教の立場から言いますと、創造主(世界と人類を造られた唯一神)を忘れて、創造主抜きに、人間だけで成熟を目指していた状況だと言うことになります。 そのような世界に対して、創造主の側から人類に語りかけられたのです。私は、創造主の側から、ひとりの信仰の祖、アブラハムに語りかけられたところから、新しい信仰の世界が始まったと考えています。(もちろん多くのクリスチャンがそう信じています)
このことが起こったのは今から4000年前です。日本では4000年前とはどんな時代だったでしょうか。私は日本人の先祖も4000年前にはこのあたりにきっといたというロマンを持っています。ある時点で、日本人は多様なものが混血したのでしょうが、もとのもとは、やはり、このメソポタミア地方でしょう。聖書はもちろんのこと、少なからず私が子供の頃はメソポタミアが文明の発祥の地だと教わっていたのですから。ですから、ここに書いた系図は、あなたの4000年前以上昔の先祖の系図ですよと教えようとしているように思います。まあ、こんな昔のこと、はっきりしたことはわからないでしょうが、クリスチャンたちは聖書への信頼によって、そう信じているのです。結構、実証されてきている部分もあるのです。次に書いてあるのは、聖書に書かれてある、そのままの系図です。
天地創造
人類創造
アダム=エバ(イブ)・創世記1〜3章
セ ツ
数代を経て
ノ ア
ハ ム セ ム ヤペテ
(南方へ) (中央に) (北方へ)
黄色人種の先祖
数代・
人類は完全に創造主を忘れ去っていた
(メソポタニアのウルの地)
アブラハム・・・・・・創世記12章
イサク イシュマエル
(アラビア人)
ヤコブ
(イスラエル)
十二 部族
ユダ族
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