三位一体教(連続物)
きっと多神教は一を捜している いつしか、宗教を区分する場合、「一神教」か「多神教」か、という分け方をすることが定着してしまいました。つまり、「一」か「多」か、というふうにすぐに分けてしまうのです。もしそのような分け方をしますと、私たちの国、…
以上のことから、私たちは、「一」なるお方の中に、すでに、コミュニケーション可能な共同体(二・三人の関係)があったことに気づくのです。彼こそが「二者関係」(二人で語り合う関係)、「三者関係」(三人で語り合う関係)の経験者であられたことに気づ…
皆さんは、キリスト教の聖書が、旧約聖書と新約聖書とに分かれていることをご存知でしょうか。イエスさまが生まれる前に書かれたものを旧約聖書と言い、イエスさまが生まれた後に書かれたものを新約聖書と言います。その旧約聖書のなかに、神がモーセという…
一神教に見る「一」という数字 さて、まず「合理的一神教」の限界から語っていきたいと思います。どうして限界について語るかというと、「三位一体教」的なキリスト教以外の「合理的な一神教」にはどうしても矛盾する面を持っていることを知ってほしいからで…
次に、もちろん、新約聖書を信じないが旧約聖書を信じる、ユダヤ教も「三位一体教」ではありません。キリスト教の母体となったものが、ユダヤ教です。クリスチャンの人たちが、お祈りのなかで、神さまのことを、あるときはイエスさまと呼んだり、あるときは…
「三位一体教」でない合理的一神教 どうもキリスト教だけは、他の一神教と違う意味での一神教です。そのちょっと違う一神教の感じを、まず、どうぞつかんでほしいと思います。そのちょっと違う一神教で「三位一体教」と私は言い分けたいと思います。 まず初…
例えばキリスト教の祭日とされているクリスマス、クリスマスはもちろんキリストの降誕を祝う日ですが、あの日の設定に関しては、キリスト教的でも何でもありません。あの12月25日という設定は、キリスト教が外来宗教だったのに、ローマ帝国で与党のようにな…
最初にも少し触れましたように、私は本当のキリスト教というのは、世界どこに行っても、平等に「外来宗教」だと思っています。だから「外来宗教」は「外来宗教」的に生きたら良いと思っています。よく西洋はキリスト教だと言われますが、西洋においても、も…
アブラハムってご存知ですか? 私は、ひとりのクリスチャンとして「世界はある時点でどこの国でも多神教、アニミズムのような世界になっていたのだ」と思っています。聖書のなかには4000年程前(キリスト教保守的立場による年代)にアブラハムという信仰の先…
ローマ・カトリック教会の場合 さて、キリスト教の教派のなかで、1500年以上の歴史を持ち、一番大きな教派であるのが、ローマのバチカンをセンターとする、あのローマ・カトリックという信徒数10億人を越える大組織の教派で、アメリカのようなプロテスタント…
「一神教だから 多神教だから」 私が「三位一体教」と言う言葉を使うのは、私の耳に「一神教だから」「多神教だから」という声がよく聞こえてくるので、そんな単純なもんじゃないということを伝えたい一心からです。 特にイラク戦争以降、「一神教」のある一…
私は町の小さな教会の牧師をしていますが、最近「三位一体」についての質問をする方がほとんどいません。以前の総理大臣の小泉さんは「三位一体改革」という言葉で、この用語を広めてくれたわけですが、もう少し、本来のキリスト教の「三位一体」に関心を向…
三位一体? さて早速ですが、皆さんは、聖書(バイブル)のなかに、一人の神様ではなく、多神教のように、三人の神様が登場してくることをご存知でしょうか。つまり、どうも「一神教」らしからぬ情報が聖書のなかに最初からあったことをご存知でしょうか。そ…
三位一体教 「三位一体教」とは、何も新しい宗教のことを言っているのではなく、キリスト教のことをわかってもらいたい気持ちから作った私の造語です。 キリスト教って、もちろん「一神教」(いっしんきょう)の宗教です。「一神教」と言う宗教は、どんな宗…
ちいさな子どもだった頃、砂浜でちいさな小石を拾い集めたことはなかったですか。砂浜を少し歩くだけで、本当に美しい小石を見つけることができます。私も、いろいろな美しい小石を家まで持ち帰って机の引き出しになおしたことがありました。あなたに知って…