無縁社会について

 2月1日にNHK番組で「無縁社会」を見て衝撃を受けたことを書きましたが、NHKのホームページでよくまとめられた動画を見ることができます。「無縁社会、無縁死」この言葉が意味するものは一体何なんでしょうか。昔は共同体的に生きた日本人が次第に孤立化し、無縁社会的に生きるようになってしまったということなのでしょうか。そう単純なものではないように思います。日本人は、共同体的関係的に生きてきたかのように見える反面、実は昔から「無縁」の怖さを知り抜いてきた人たちではないか。だから「無縁」にならないために、日本型の関係社会を必死で作りあげてきたのではないか。
 無縁状態で生きる私たちに対して、「わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか」という人類の叫びを代わりに叫ばれたイエスさまがおられることをお伝えしたい。なぜなら最後の最後は無縁じゃないから。最後の最後まで、必ず神に届く「叫び」があることを知ってほしい。
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/100403.html