教会消化器投げ込み事件

 釈然とせぬ思いが残り続ける事件でした。クリスチャンでない人たちから、教会消化器投げ込み事件の犯人が捕まってよかったですねと言ってくださっても、正直あまりうれしい気持ちにならない、そんな事件でした。なぜそうなのか考えてみると、やはり自分は牧師だから、牧師の立場から考えてしまうんだろうなあと思います。牧師ならば、想像以上に、ある人に依存されていることに気づく時があります。またそれに答えてあげられなくて、つまずかせてしまう時もあります。ですから、そんなことにならないように、私は教会でよくこう言うんです。「私につまずかないようにしてくださいね。」って。

 私は詳しいことがわからないけど、この人が信頼していた牧師が留学することになった時、辛かったろうけど、幼い信仰から大人の信仰になっていってほしかった。神さまを信じて、乗り越えてほしかった・・・。限られた情報しかわからないので、これくらいのことしか言えません。

 次の日曜日の説教で、有名な聖書の箇所から語るつもりです。「そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。」(ローマ5章3〜5節)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100704-00000556-san-soci