コーラン焼却を叫ぶアメリカのたった一人の牧師のことが話題になっています。今朝、コーラン焼却を中止したというニュースが流れ、とりあえず一安心。でも困ったものです。小さな単立教会? のたった一人の牧師の過激な発言で、世界が揺れる様子を見て、本当に困ったものだと思います。私が懸念するのは、またまた、日本人は、「一神教のイスラム教」と「一神教のキリスト教」の争いという構図で見てしまうだろうなあ、ということです。あの牧師はそんなに戦いたいのでしょうか。確かに、背景に、9.11のあの場所の近くにイスラム教のモスクを作ることへの抵抗感、があるのでしょうが、もっと奥底には、北米のイスラム教の教勢拡大に対する人間的な焦りが見え隠れします。それにしても、北米にはあんなに沢山の教派、あんなに沢山の教会があり、それぞれが健康的な教会を目指しているのに、たった一教会の風変わりな牧師の社会的メッセージだけであんなにインパクトを与えてしまうとは・・・・。考えさせられます。
