日々のみことば(1列王6章14〜38節)

 「言葉を聞いて想像できる人は幸いなり」以前に、ちょっとだけあのレビ記も楽しくなりました。想像力を働かせることができるようになったからでしょう。本日の箇所は建造物の説明ですが、以前よりもちょっとだけ楽しくなりました。ですから、今朝の早天祈祷会は、ソロモン神殿の様子を言葉で聞いて想像する作業でした。私たち人類に想像力を与えてくださった神さまはもちろんのこと想像力の根源であられます。本日の私たちの想像のとっかかりは、安土城であり、大阪城天守閣茶室であり、金閣寺でした。500年程前の日本の金を使った建築物を想起しながら、3000年前に木材の金が貼られたことを思い起こすことはなんと楽しいことでしょう。また後の時代のアラベスクを想起しながら、それよりもずっと昔、3000年前のひょうたん模様、花模様とはどんな模様だったのかを思い起こすことは何と楽しいことでしょう。でも話題は私たちの新会堂に向いていきます。つまり建築芸術にそれほど力を注いでいない私たちは、私たちの豊かな想像力をどこに向けていくべきか、みんなで異口同音に、私たちの芸術は、人がいるだけ、自然に加えられていくだろうと確認しました。一人の姉妹は「ほら、この一輪の花、これが私たちの想像性の結晶です、地域の人たちが、この教会に来るとほっとする、このメッセージを伝える芸術が必要ではないですか」と。