300年先を考えた教会形成

 教会の長椅子は47年間、働き続けてきた。もし今回補修するならばもっともっと長く使い続けることができるだろう。47年間使用し続けた木材はしっかりと引き締まった木材となり、味が出て来る。また教会のグランドピアノは20年以上前に献品されたヤハマC3、数年前に補修し、内側にドイツの弦を張ったりして、すばらしくよみがえった。補修してくださった調律師の方は、今もこのピアノを愛してくださっている。このことを考えながら、今月号の「いのちのことば」を読んでいると、いつものように藤原敦賀牧師が「21世紀の日本の教会のために」と言う内容で書いてくださっている文章に目が止まった。今回は「300年先を考えた教会形成を」であった。彼の文章の最後にはこう書かれてあった。「『おじいちゃんが、あのとき、大変な中であの決断をしてくれた』『おばあちゃんが、主のためにこのような生き方をしてくれた』。彼らが誇りに思えるような生き方をしていきたいと思う。そして我々は21世紀の前半を走るのである。」