ドイツ気象庁 (DWD)による粒子分布シミュレーションの日本語訳

危険度を表すものではありません。かなり薄まった放射能がどちらに動いていくか、を予測したもに過ぎません。しかし、ドイツ気象庁の予測を、山本さんという方が毎日のように訳してくださっています。今回の福島原発問題がある程度解決した後、次世代に向けて、日本の将来を考えていく上で、やはり狭い日本であること、地震国であること、を忘れてはならないと思います。

http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329

4/16(土)大陸から日本海上を北海道へと移動して来る低気圧の南側で、粒子は北へと運ばれて来ます。引き続き沿岸部を中心に北日本や北海道にその影響をもたらすでしょう。時間が経過し、寒冷前線樺太へと通過するとともに西及び北西の風へと変化してきます。それに伴い粒子は再び太平洋上東の方向、更には南東へと運ばれて行くでしょう。

4/17(日)この低気圧は日曜午後9時までには北海道上を抜け北東へと去って行きますが、同時に日本海上に高気圧が発達してきます。この影響で粒子は先ず太平洋上へと流されますが直ぐに方向を変え、この高気圧を囲むように南へ、その後更に南東へと運ばれて行くでしょう。それにより粒子の一部は再び首都圏にも到達する見込みです。更にこの日東シナ海上空では別の低気圧が発達し日本列島の南方を東の方向へと横断してきます。この低気圧の北側では東風並びに南東風が発生し粒子を西へと運んで行くでしょう。この気圧配置の下、大気中の粒子は東京をはじめ名古屋や大阪にも到達する見込みです。

4/18(月)日本の海洋上南方で前線が発達してきます。北日本上空は依然東風に支配され、それによって大気中の粒子は日本アルプス、更には日本海側まで運ばれて行く見込みです。