週報「武庫川のほとり」2013.06.23

         憲法のこと

 今、憲法改正について語られていますが、教会としては、慎重にならないといけないことがあると思います。一つは「信教の自由」のことでしょう。この点は、慎重に検討しないといけない部分でしょう。もう一つは、私たちの教会が歴史的平和教会であることから、やはり、平和憲法(九条)を慎重に検討しないといけないことでしょう。現在の憲法が、外からの憲法であろうと内からの憲法であろうと、愛国心の欠如とか、平和ぼけ、等と言われようとも、今日まで、教会共同体が現憲法のなかで守られてきたこと自体をまず感謝しましょう。感謝した上で、「教会とは何か」「国家とは何か」を一緒に考えていく機会を持っていきましょう。

ICOMB信仰告白
「・・キリストに従う私たちは、政府の権威に対して敬意を払い、そのために祈りますが、ただ神にのみささげるべき献身を国家にささげることのないよう、その誘惑に立ち向かっていきます。・・・それぞれの国と社会の中にあって、キリスト者は他の人と協力して、弱者を守り、争いを減らし、貧しい者の世話をし、正義と平和と真実を促進するのです。」