週報「武庫川のほとり」2013.09.8

   小林昌夫兄の妹さんの所属した教会に関係する映画

 今年洗礼を受けられた、小林昌夫兄が結核療養所に妹さんと一緒に療養されていたなかで、妹さんは信仰をもって若くして天に召されていったのですが、その妹さんは今回上映されている「少年H」のご両親が通っていた神戸インマヌエル教会でクリスチャンになりました。妹さんは、一度も教会には行かないで結核療養所で、この教会の牧師の司式で天に召されていった方でした。今回の映画の「少年H」は、戦前に、この教会のクリスチャンホームの子供でした。私は小林昌夫兄から「少年Hはご存知ですか?」と何度となく問われてきましたので、今回映画を見ることができてよかったと思いました。戦前の無名のクリスチャンホームが戦争に突入していくなかで、母が、父が、本人が、妹がどう信仰を働かせようとしたか、が描かれた映画だと思います。いろいろ考えさせられることがあり、よくできた映画だと思いました。また近隣の神戸が舞台になっているので身近な感じがしました。一般の方々に戦前の時代に翻弄された一つのクリスチャンホームの姿を見て頂けたことはとても良いことだと思いました。