1096、兄は故郷で父の心から離れ、弟は都会で父の心から離れていた

 旧約聖書の律法でユダヤ人は養育された。その結果、二つの道に別れた。一つの道はお兄さんの道、もう一つの道は弟の道だった。お兄さんは故郷にいたが父の心から離れていた。弟は故郷から離れて、父の心からも離れていた。父が願っていたのは、父の心に近づいてほしい、これに尽きる。救いの根本は神との関係で、「我と汝」の関係が親密になること以外にない。この点では、いつも「あとのものが先になり、先のものがあとになる。」のが罪の性質である。「あとのものが先になったと思っていたらまたあとになる。」