父、武田二郎のこと

1022、親戚・日本・米国への不信の中、父はバーテル師の神を信じた

昨年の1月10日に父は死んだ。明後日で一年である。最後父と手と手でタッチした後、教会に車を置きに行った30分の間に召された。私には心残りがない。なぜなら父自身は心の叫びをアルツハイマーで次第に忘れていったのであるが、その忘れつつある状況にあった…

日本MB初期を知るために

私が、父、武田二郎のことを書こうとしているのは、彼自身のこともあるのだが、日本MB初期のことがわからないからである。本当に当時の資料が限られている。宣教師たちに聞くにしても、日本MB初期の鍵に握る宣教師たちはもう天に召されてしまっている。…

未完感覚

未だに、父、武田二郎のことがわからない。彼の未完感覚の実体がわからない。わかろうとしているのだが、彼の時代と私の時代は違い過ぎているからである。彼はまだ少年であった自分に向って飛行機から機関銃で打ってきたアメリカ、原爆を投下したアメリカが…