いつもながら考え込んでしまったこと

 今日、先輩牧師が一般の合唱団でヘンデルの「メサイヤ」を賛美するので、招待して頂き、聞きに行きました。すばらしいコンサートでした。最後に、会衆で「諸人こぞりて」「牧人羊を」「きよしこの夜」を歌いました。そこで、いつもながら考え込んでしまいました。クリスチャンでない市民団体が主催し、クリスチャンでない観客がここにいるのに、みんな大きな声で讃美歌を歌っている。これは一体何なんだ、クリスチャンとしては歌ってもらえることはうれしいのですが、一般文化になっているクリスマスがまだこんなに影響力を維持しているのかと思うと、びっくりしてしまいます。隣りの中学生の女の子がしっかりと歌いながら、突然「あっイエスキリストのことなんだ」と驚いていました。こんなふうにして、一般文化としてのクリスマスが継承されていっているのかあ、と思いました。反面、武庫川キリスト教会に来た子供たちに「諸人こぞりて知っている?」と聞くと殆どの子供たちは知らなかったのにも驚きました。昔のように学校で歌わなくなったようです。いろいろ考えながら、同志社系の三代目牧師、岩村信二師の「日本語化したキリスト教用語」(教文館)をぺらぺらめくっています。