音の不思議(明日の元旦礼拝のための印刷の音を耳にしながら)

 大晦日の今日、目と耳の限界を少し感じるようになり、次のようなことを考えています。音楽を沢山聞くと感性が磨かれるとは思いますが、同時に耳が悪くなると思います。目も耳も使うと消耗するからです。だったら、どうしたら上手に耳を使うことができるのかな。最近考えていることは、きっとあらゆる音域の音を聞くことかな。もっと良いのはあらゆる音域の天然の音を聞くことかな。ある音域だけ過剰に聞かない。何年か前、私は朝早く御殿場のあるキャンプ場で一人富士山から流れる川の音を聞いていました。本当にいろいろな音域の音が川から聞こえ、よかった。最近、うれしくなることがあります。それは朝起きる時、すずめがいてくれるのでぼくは生きているんだと思ってうれしくなるのです。あの音域のすずめのさえずりがなくなったらどんな感じになるのだろうか、ちょっと怖い感じがします。また朝起きる時、カラスの声も聞こえてきます。カラスもある音域を埋めてくれる音の貢献者です(ゴミを散らかしたとしても・・・)。教会ではみんなで歌を歌うことがありますが、それぞれの音域をそれぞれが無意識のうちに埋めてくれています。また奏楽者が無意識のうちに未使用の音域に手を入れて、上手に奏楽してくれています。明日の元旦礼拝のための印刷の音を耳にしながら・・・・・。