先週の牧師研修会で聞いた例話を本日の説教で使いました

 一人の天才的少年ピアニストがある村から出た。彼は熟練を積み、瞬く間に全米で有名になっていった。マスコミも彼を大々的に宣伝し、人々も賞讃を惜しまなかった。彼はコンサートツアーであちこちで成功をおさめ、このツアーの最後のコンサートを自分の村することなった。村の人たちは心待ちに彼のコンサートを待っていた。当日、彼はやはり、すばらしい演奏をし、満堂の会館で惜しみない賞讃を受けた。ところが、彼は舞台を降りて幕裏の控えに入ったのですが、なかなか出て来ないのです。マネージャーが「あんなに人々は総立ちで拍手しているのにどうして出て行かないのですか」と言うと、彼は「二階のあの席の人が座ったままです」と言ったのです。そうするとマネージャーは飽きれてしまい、「殆どの人たちは賞讃しているじゃないですか、一人のおじいちゃんが腕を組んで座っているからと言ってどうして出て行かないのですか」そうすると、彼はこう答えたのです。「あの二階席に座っているおじいさんは私のピアノの先生なんです。」そうです。人々の賞讃じゃないのです。イエスさまがあなたをどう見ておられるか、です。