渇きが見えた??

 昨日、キャンプのスタッフと話していて、私たちのメノナイトブレザレン教団の若者たちの中に、神学への渇きが出て来ているということを聞き、とてもうれしく思いました。私たちメノナイトブレザレン教団の若者たちは、イエスさまを信じた後は、どちらかというと、カリスマ派の人たちのような聖霊体験を求めるタイプの教団でないことをよく知っています。また賛美をどんどん高揚させて歌うタイプの教団でないこともよく知っています。かと言って、反対に、知的な面で、どんどん議論するようなタイプの教団でもないこともよく知っています。また韓国の教会のように、「何何しましょう。何何しなさい」を連発するタイプの教団でもないこともよく知っています。またメノナイトは平和主義であるのに、どちらかというと社会的声明を発表するタイプの教団でないこともよく知っています。

 こんなふうに、マイルド派の良さの中で若者たちは生きてきたのですが、もしかすると、若者の熱い、感情と理性と意思が無意識に抑圧されてきたのではないかと思ったりもします。ですから、若者たちの中から、神学の渇きが生じているとしたら、こんなにうれしいことはありません。何でもしても良いのです。追求し、実験し、未だ日本の教会はフロンティアであることを忘れず、知的にも、感情的にも、意志的にも、ぶつかっていってほしい。