今、教会の方が二人イスラエルに聖地旅行に行っています。(1)

 今日の予定を見ると、今日は三日目、「マサダ、エンゲディ、クムラン(昼食とショッピング)、ナザレ、テベリヤ」です。22年前、私は新婚旅行でイスラエルに行きました。新婚旅行での聖地旅行なんて贅沢な話です。でも恵みよって実現した旅行でした。当時は、まだ聖地旅行のパックも少ない時代でしたので、ガイドさんとタクシー運転手と同乗しての4人だけの贅沢コース、でした。初めての海外旅行なのに、一人の日本人にも会うこともない、そんな別世界体験ができました。今日、聖地旅行のグループの人たちは、マサダ要塞にローブウエイで上っていることでしょうが、マサダ要塞がローマ軍によって落とされていく様子を熱弁で物語る赤沢さんというガイドさんの口調が今も記憶にしっかりと残っています。

 私がテルアビブ空港に下りた時は夕方近くでした。日本では一度も経験したことのない色の違う日差しを肌に感じて、ああ遠藤周作の「死海のほとり」の情景描写と同じだとそれだけで感動したことでした。今回の旅行者二人はこれから、ようやく、砂漠から水辺に向うことになります。つまり、イエスさまの宣教の舞台、「テベリヤ湖」、別名「ゲネサレ湖」、別名「ガリラヤ湖」です。美しい湖です。

 もし、あなたが一番行きたい国はどこですか、と問われると、やはり何回もイスラエル、と言い続けると思います。当時インティファーダ武装蜂起)の時期で、社会的な問題に目をつむるわけにはいきませんが、それでもイスラエルは美しく、感動的なものが一杯ありました。もちろん、クリスチャンとして、永遠なるお方が我々の時間空間に下りて来てくださった唯一の地点、それがここ、なのですから。