週報「武庫川のほとり」2013.10.20

チャック・スミス牧師召天
 1960年代後半〜1970年代前半、アメリカ西海岸で、ヒッピーたちを教会に受け入れた牧師がチャック・スミス。若者たちのギター文化を教会に導入し、次に続くプレイズ&ワーシップなどのCCMに大きな影響を与えた。それまでのアメリカの教会は、ピューリタン的な厳格な礼拝が中心であったが、彼はありのままを受け入れてくださる神の御前に自由な服装文化を受け入れていった。しかしあの頃のムーブメントを経験した人たちも、今では60代〜70代。彼らを導いたチャック・スミスも、円熟した新しい教会文化を眺めつつ、86歳で天に帰っていった。彼の導いた「カルバリーチャペル」から出て来た曲で一番有名なのは、やはり「神の国と神の義」(新聖歌291)だと思う。彼の影響した教会、カルバリーチャペル系は現在2000を数え、その中に多くのメガチャーチがある。メガチャーチと言えば、先週のNHKスペシャルの激動中国を見て驚いてしまった。今まで公共では放送できなかったような隠された中国の「家の教会」の様子が一般に明らかにされたからである。外国を横目で見ながらも、私たち日本の教会は少数派でも「地の塩」「世の光」として生きていかねば!!