ハイチ地震・少しの情報が伝わるなかで

 阪神淡路大震災までは、関西では大地震は起こらないと言われていたことを思い出します。ハイチも地震が最近起こっていない、地震空白域だったそうです。しかし地震空白域だから、地核にひずみが蓄積していたのだと言うことです。どうしても阪神大震災と重ねてしまいます。今回の地震はM7.0、阪神淡路大震災はM6.9でほぼ同レベル、今回の地震震源の深さは約10キロ、阪神淡路大震災は16キロ。地震の発生メカニズムも地盤が左右にずれる横ずれ断層という点も共通しているのだそうです(毎日新聞)。阪神淡路大震災の時、私がいた場所で体験した地震は、私のいた場所で体験した地震であって、個人個人違いました。私の場合は、大変な場所ではなかったのですが、大地震を体験した時、地震とは思わなかった、正直、世の終わりだと思ったのです。外に出ようとする私がドアのノブを持って開けようとすると地震は私を押してくるのです。ノブを持ちながら、「神さま、何が起こったのですか、何をなさるのですか」の訴えが私の大地震体験の初めでした。あの時各地からかけつけてくれた人たちのことを思うと、今回、何ができるのでしょうか。あの時、私たちの団体の人たちが数十人カナダから来てくださり、団体等関係なしにボランティアをしてくださいました。その同じ団体のボランティアと一度もお会いすることもなかった、ことも思い出してします。交流会等するような状況じゃなかったのです。