電柱の話

 数年前に天に帰っていかれた教会の大先輩のおばあちゃんがこんなことを言われていました。私が子どもの頃は電柱は木の柱、でした。ふと気づくとコンクリートの柱になっていました。びっくりしましたわあ、最近は鉄の柱になっていますわぁ。彼女は、そのことに気づかされ、心から感動されていました。実は、今日から来年の二月頃までの工事の知らせが来ています。どんな工事かと言うと、いよいよ、教会の前の電柱は地下に埋められるようです。木からコンクリート、コンクリートから鉄(鉄ではないと思う)、鉄から最後は消えることになってしまいます。きっと、電柱がなくなると、電柱が懐かしくなるんだろうなあ。なぜなら、最近、木の電柱も懐かしく思えますから。