週報「武庫川のほとり」2014.7.13

日本の政治を気にするなかで、私たちはロバか?馬か?(No.2)                
 国家は所詮、馬として生きていかねばならない存在なのでしょう。最近特に、頑張る馬が気になります。しかし私たち教会は、ロバの子としての生き方をイエスさまから学びましょう。またイエスさまが「カイザルものはカイザルに返しなさい、神のものは神に返しなさい」と言われた言葉も忘れません。さて平和主義メノナイトはどう生きるべきでしょうか。個人主義的に戦争反対を叫ぶだけでは駄目でしょう。案外大切なこととして、男性のコンプレックスの解決ではないかと思うのです。強い男像は戦争、暴力、競争の世界で初めて輝くのでしょうか。そんなことはない。私たちは本当に強い男像を、平和を造り出すなかで生み出すべきだと思うのです。今の時代の間違った強さを求める動きは日本人のコンプレックスの裏返しのように思えてなりません。主は、男と女が、主の御前で、お互いの強さと弱さを認め合って、共に生きていくことへのチャレンジをくださっているのではないでしょうか。(牧師 武田信嗣)