12月16日、アンウインズ夫人のメモリアルサーピスに向けて

 下記の文章を英語に翻訳して頂いて、リードレーに送ります。
 
 ローランド先生を天に送ったアン先生が14年前に再来日してくださり、以前のアン先生を知らない人たちもアン先生を知るようになりました。武庫川キリスト教会には、アン先生のウエディングドレスを着て結婚式をした人たちが何人かいます。またアン先生が作ってくださったクレージーケーキを懐かしく思っている人たちが何人かいます。でもアン先生のことを知っている人たちの幾人かは、すでに天国に帰りました。ウインズ夫妻は、家庭集会を通して伝道活動を広げていかれましたが、その家庭を開放してくださった井上ご夫妻も、上田夫人ももうすでに天国です。しかし、ウインズ夫妻の蒔かれた種は今の教会の礎となっています。当時のクリスチャンたちはアン先生のことを日本人的だと思ったようです。というのは、静かなアン先生が、元気なローランド先生を支えているお姿がそう見えたからです。

 ウインズ夫妻は武庫川キリスト教会献堂を終えて、すぐに新しき地、千里開拓に赴かれました。あれから46年目、来年、武庫川キリスト教会は、新しき地に教会を建てる予定です。ウインズ先生の時代以来の、46年目の新しいチャレンジです。この新会堂もここに集うクリスチャンたちも、最初にウインズ宣教師夫妻が尼崎を宣教地に選んでくださったから、今があることを忘れていません。蒔いてくださった種があるから実があるのです。アン先生の尊い働きに感謝し、地上に残されたご家族に神さまからの慰めが増し加わりますように。

 1998年、私武田がパームビレッジのアン先生のお部屋を訪問した時、アン先生が〜さんのこと、〜さんのこと、日本の教会のことを、いつも祈っていますと言ってくださいました。またご自分のご家族の写真を見せて紹介してくださいました。愛に満ちた祈りに心打たれました。

 「私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。」(1ヨハネ4章19節)アン先生の「愛しています」が、今も武庫川に留まっていることを感謝しています。


             武庫川キリスト教会牧師 武田信嗣 教会員一同