所有、放任、管理(霊的旅日記No.5)

 所有は不幸。放任も不幸。幸福は管理から生まれます。管理という言葉はあまり良い響きとして聞こえてこないかもしれません。でも幸福は管理のみ、です。つまり神さまがこの世界を造られ、私たちは造られた創造主から管理することを任せられたからです。ですから当然自分の子供も私の所有物じゃないから所有物のようにして育てては駄目だし、自分の意図に反したからといって、放任してもいけないのです。だから親は正しく育てるためには、所有者である父なる神さまに聴くしかないのです。主よ憐れんでください。親である私を憐れんでくださいと祈りつつ神さまの御声を聴くしかないのです。管理という言葉があまり良い響きでなかった理由はたぶん、沢山の人たちを組織の中で非人格的に管理するというイメージばかりがついてしまったからでしょう。でも本当の管理の意味は、そうではなく、小さな家族を人格関係的に管理することから学んでいくんでしょう。先日の牧師研修会で、日本の官庁が「スチュワードシップ」という言葉を誰も知らなかった、ということを聞きました。「スチュワードシップ」??? 今話したようなことがスチュワードシップだと思います。霊的旅の途上である私も、ただただ主よ助け給え、教え給えと祈るばかりです。