東京基督教大学卒業式 46人卒業

 3月12日、午後1時半より、東京基督教大学卒業式が行われました。私も息子が卒業でしたので、関西から千葉のキャンパスまで家族と共に車で出かけました。今年の卒業生は46名。この大学は教職員全員がクリスチャン、学生も全員がクリスチャンの大学です。牧師になる卒業生、教会スタッフになる卒業生、大学院に進む卒業生、他の神学校に進学する卒業生、福祉の道に進む卒業がいます。すばらしい卒業式でした。

 
 卒業式のなかで、喜びの祝辞をさせて頂きました。
 
 卒業生の皆さん、心から、ご卒業、おめでとうございます。また先生方にありがとうの気持ちでいっぱいであります。


 「お父さん、東京基督教大学で学べてほんとうによかったよ」と、改めて電話の向こうから息子に言われますと、やっぱりうれしくって、ね。と言いますのも、私が息子にしたことって言いますのは、ただ、本人が受験勉強中に、彼の机の上に、東京基督教大学から送って頂いた、パンフレットを、「こんなのもあるよ」とそっと置いただけ、だった、んです。


 すると彼は、即、東京基督教大学にはまってしまいました。そうゆうことですから、ただただ、主の御業に感謝し、うれしいの一言であります。ほんとうに先生方、ありがとうございました。


 私、TCUの前身、TCCを卒業して30年になりますが、30年にして思うこと。先生方から教わった授業ノート、毎日のチャペルノート、神学論文も非常に役に立ちましたが、ふっと在学中の先生方が今も助けてくださっているんだなあ、と感ずることが結構あるんですね。つまり「あの先生ならこんなときどうしただろうかな」「この先生ならこんなときどう言われるだろうかな」と言うふうに考えて、よく助けられました。実際、先生方に電話をすると、ボクの状況に合わせて、ある先生は、頑張れや、と言ってくださり、ある先生は、頑張っちゃだめよ、と言ってくださって電話の向こうからコーチングしてくださった。


 特に、ここ数年は、天国に召された、主イエスに従い通した先生方のことを思いつつ、余計に先生方の声が私の耳に響き、先生方のお顔が目に浮かんでくるわけであります。おそらく、他の学校よりも、「人格関係的」に濃い体験をさせて頂いたがゆえに、私にとって、学園は今も力、宝物です。

 
 最後に卒業生の皆さんにお送りできる言葉になるかどうか・・・「これからの日本、何かあるぞ、きっとあるぞ」敬虔主義的なリバイバルへの期待ももちろんあるのではありますが、その範疇を超えた、「これからの日本、何かあるぞ、きっとあるぞ、私を使ってもらえる局面がこの世界に満ちてるぞ」モーセのごとく、イザヤのごとく、エレミヤのごとく、アモスのごとく、他の多くの無名の勇者たちのごとく、召しの原点に立ち続け、学園で頂いた「七つ道具」を握りしめ、他の学校の皆さんと比べることのできないぐらい、目を輝かせて旅だってほしい、という思いで一杯であります。おめでとうございます。そう言えば、私がTCC卒業時、私の父も、同じような祝辞の機会を頂きました。学園には、代々お世話になり、感謝に絶えません。失礼しました。