安眠妨害(デンマーク戦)

 下町の良さ? なのでしょうか。一点目の本田のゴールの時に、近所のあちこちから聞こえてくるあまりにも突然の歓声に完全に目覚めてしまいました。目覚めた時は不愉快な気持ちでしたが、理由がわかるとうれしくなりました。まあ一点目のゴールが後半にでたならば、丁度良い時間に目覚めたでしょうが、前半18分に一度起こされると、もう寝るわけにいかず、隣りの部屋の息子と一緒に最後まで見てしまいました。

 今回の試合で、日本中の人たちが日本チームが本当に良いチームになってきたことを認めてきたと思います。良いチームができあがっていく姿を見ることはなんと喜ばしいことでしょうか。控えの選手も一体となっている姿は感動的です。ただ岡田監督の今日までの我慢があったからこそ、今あるような、国民へのわかりやすい共通ドラマができあがったのだと思います。

 キリスト教会の話しに変わりますが、そういえば、2000年前の最初の教会も、回りの人たちに「あの人たちは良いチームだ」というふうに、好意を持たれました。長い長い迫害の時代もありましたが、教会は最初の教会で起こった、最初のドラマを忘れません。あの時、回りの人たちは、彼らが、心から歌い、心から祈り、心から感動し、心から分ち合い、喜んで愛の犠牲を払う姿をじっと見て、本当に好意を持ったのです。今のキリスト教も回りから見て、そう見える教会でありますように。我慢しながら、そうなりますように。