屋根裏部屋の洋服ダンスの世界

 軽井沢のMB(メノナイトブレザレン)宣教師館に泊まりました。建物は100年以上(???)の建物だそうで、それを戦後MBの初代宣教師が購入したとのことです。確かに、ナルニア王国、屋根裏部屋の洋服ダンスの世界でした。どきどきしながらドアを開き、どきどきしながら洋服ダンスを開くという世界でした。なんか、そこに立つだけでMB初代の宣教師たちの生活が見えてくるようで、興味深い場所でした。そんななかで、二階の奥の部屋にあるこのドラム缶を一人の牧師が教えてくれました。これなんだと思いますか。これは尼崎キリスト教会と私の牧会する武庫川キリスト教会と千里キリスト教会と周南キリスト教会を開拓された、ローランドウインズ師が船便で荷物を運ぶ時のドラム缶でした。ここには、ちゃんと名前が記されていました。今は飛行機でもある程度の荷物を運ぶことのできる時代ですが、以前は殆どこのようなドラム缶に入れて、船便で運んだのでしょう。今回、私は、今まで知らなかった初代の宣教師たちのライフスタイルを見る思いでした。この宣教師館は当時のすべての宣教師家族が夏にここで生活できるようになっていました。宣教師家族の数に合わせて部屋も増設していったのでしょう。日本の教団は、教団協議会などで協議しましたが、彼ら初代宣教師たちは、一緒に生活しながら、共同体的に初期宣教を練っていったのでしょう。