信仰の眼で読み解く絵画

 朝、郵便ポストに、この本が届いていました。私の神学校時代の同級生、岡山敏彦牧師からのクリスマスプレゼント、でした。まさか岡山先生が絵画の勉強をなさっていたなんて、ぴっくり、です。今回の本は、〜ゴッホとミレーとレンブラント〜、少し読んだだけですが、なかなかの力作。牧師として、説教者として、読みたくなる本、です。もちろん、信仰者なら同じ視点で読める、と思いました。正直、私はまだ何もわからない子供の頃に見たゴッホの映画の印象が悪かったので、ゴッホが嫌いでしたが、信仰者ゴッホに親しみを覚えるようになりました。またレンブラントの奥さん、ヘンドリッキェが、以前から、私と同じ教派である、メノナイトであることは知っていたのですが、岡山先生がこれほどまでにヘンドリッキェの素朴な信仰が、レンブラントに影響を与えたことをわかりやすく表現してくれているので、とてもうれしく思いました。ゴッホが死ぬまで売れた作品は一つ、それもたった四百フラン。そんなゴッホを陰で献身的に支え続けた弟テオ。岡山先生は、日本の多くの説教者の人生と重ねているところに、ジーンと来るものがあります。ああ、私も、ゴッホが描き続けたように、説教として語り続けなければ・・・・。流し読みでは駄目だ、じっくり読もう!!

ヘンドリッキェ