モデニテイ〜どこから、ここに、そしてどこへ〜

 2009年12月25日のクリスマスに発行された本です。隣の隣の市で開拓伝道されて、一つの教会を建てられ、今はまた別の場所で開拓伝道されている、亀井俊博先生が書かれた本で、贈ってくださったんですが、読もうと思いながら、ずっとそのままにしていました。表紙は次のようなタイトルになっています。

 モダニテイ〜どこから、ここに、そしてどこへ〜
 講話、「近代化」思想のキリスト教的前提と展開
     上巻 「近代科学とキリスト教
     亀井俊博
     アルファ新書シリーズ(3)\500

 薄い本ですが、まだ全部読み切れないでいます。亀井先生の本だからきっと良い本だと信じ、ずっと持ち歩いています。亀井先生は、堅実な牧会、冒険的な伝道を展開しながらコツコツ哲学・神学をして来られた方だと理解しています。今回のこの本は「近代科学とキリスト教」という大きな課題ではありますが、クリスチャンでない人たちのことを意識しながら、丁寧に、感情も伝わってくるような書き方をしてくれています。私など亀井先生の語り口調を知っていますので、この講話形式の書き方から、先生の生き様が伝わってくるようです。最後の第六講をちょっと見てみました。そこには、バレーボールの試合にたとえて、「科学と哲学チーム」と「神学チーム」がプレイしているというふうにまとめてくれています。2、コートの分断、3、科学チームの優勢化、4、哲学チームの反撃、5、神学チームからのアタック、6、実りあるプレイへ・・・ああ,先生、キリスト教近代主義の癌のように扱われた50年程前からずっとプレイして来てくださったんだなあ・・・。