1207、宗教は、いつしか中心が消滅し、真空管のようになっていくのだ

 宗教は、いつしか中心が消滅し、真空管のようになっていくので、表面・表象に力を入れるようになる。儀式化もそうである(儀式が問題なのでない、中心を失った儀式が問題)。今大切なことは、自分は中心からどれぐらい離れているかの自覚ではないだろうか。中心からどのように離れているのかの自覚ではないだろうか。中心から離れていることを自覚した時に、その位置から悔い改め(考え方を変える)ることができる。ブーバーは中心が消滅した宗教を「それ-宗教」と言う。