お祈りはキリスト教のものなんだなあ!!(4)

 だらだらとこの話題を続けてしまいましたが、これぐらいにします。別の楽しい話題にしたいと思います。でも最後に、この一年で私が一番、感動し、インパクトを受けた「気づき」をお伝えします。もちろん、本に書いてあったことですが、牧師を長年しながら全然気づいていなかったのです。

 それは、イエスキリストよりも以前に、神に向かって「父」と呼んだ方はひとりもいなかった、ということでした。またどの宗教を見ても、神に向かって「父」と呼ぶ宗教はなかった、ということでした。イエスさまのお弟子たちも、最初は違和感を覚えたことでしょう。平気で、イエス様は神さまのことを「お父さん」と呼ぶんですから。弟子たちはそれを聞いて、「ああイエス様と父なる神さまはそんな関係なんだ」と思ったでしょうけど、まさか、自分たちも「お父さん」と祈る時が来るとは思ってみなかったでしょう。「わたしの名前を使ってごらん」というイエス様の勧めを受けて、後の時代、弟子たちはみんな、祈りの最後に「イエスキリストのお名前により祈ります」と言うようになったのです。こんな歌があるんですよ。祈り、それは信じて祈ってみたらわかる世界です。

 キミは神さまにね、祈ったことあるかい、心にあるままを打ち明けて、
 天の神さまはね、キミのことなんでも、わかっておられるんだ、なんでもね。
 だから空あおいで、神さまと一言、祈ってごらんよわかるから、
 小川のほとりでも、人ごみのなかでも広い世界のどこにいても
 本当神さまは今も生きておられ、お祈りに答えてくださる。アーメン