これからの日本の希望

 原発に関して思うこと。これからの日本の希望はどこにあるか、それは、日本の国や東電が「大丈夫、大丈夫」と安易に言わないこと、いつも本当のことを伝えてくれること、ちょっとでも間違ったら、間違いましたと言ってくださること、この単純な作業、これしかないと思います。悲観と楽観に振り回されないで本当のことを言って、今の難局を乗り越えていきたい。なぜなら、21世紀日本と、紀元前時代のユダヤ王国分裂後から崩壊までの間の状況によく似ているように思えてならないからです。預言者エレミヤが、偽預言者が「平安だ、平安だ」と言い続けたことを伝えています。彼らは崩壊寸前まで「平安だ、平安だ」と言い続けたのです。えりすぐりのエリート宮廷預言者たちは最後まで愚かなことしか言えなかったのです。それに対して本当の預言をしたエレミヤは王から大迫害を受けたのです。


 「平安だ、平安だ」は、ヘブライ語では「シャローム(平和)、シャローム(平和)」ですが、私は日本語では「大丈夫、大丈夫」が一番、伝わってくる訳ではないかなと思います。なぜなら「平安だ、平安だ」とは日本語ではあまり使わないのですが、「大丈夫、大丈夫」という言葉は、私もよく使っていますから・・・。


どこまでが本当で、どこまでが本当じゃないのか。
どこまでが客観的事実で、どこまでが希望的観測なのか。
どこまでが客観的事実で、どこまでが何らかのコントロールなのか。


毎日新聞 1月23日(月)2時30分配信
 今夏の電力需給について「全国で約1割の不足に陥る」と公表した昨夏の政府試算について「供給不足にはならない」という別の未公表のシナリオが政府内に存在したことが、分かった。公表した試算は、再生可能エネルギーをほとんど計上しないなど実態を無視した部分が目立つ。現在、原発は54基中49基が停止し、残りの5基も定期検査が控えているため、再稼働がなければ原発ゼロで夏を迎える。関係者からは「供給力を過小評価し、原発再稼働の必要性を強調している」と批判の声が上がっている。