私の旅日記5(スピリチェル・ジャーニー)

5、東京時代の友人たちから受けた影響
 東京時代の友人たちは、みんな教派の異なる友人たちであった。日本同盟教団を中心に、単立教会、日本バプテスト連盟、長老教会、日本基督教団、北海道メノナイト、九州メノナイト、兄弟団、基督兄弟団、改革派、保守バプテスト、カリスマ系ルーテル系宣教団体の教会、カリスマ系単立教会であった。同級生は十数名であったが、担任の教師はよく笑いながら、「このクラスは必ずしも優秀だとは言えないけれども、とても良いクラスです」とよく言われていた。クラスメイトは今も友人であり、この交友関係から多くの祝福を得てきた。カリスマ系の方々との交流ができたのもこの時期、またデボーションテキスト「日々のみことば」の原稿を書くようになったのも、この交友関係をきっかけとしているし、アルコール依存症回復の12ステップに関心を持つようになったのも、この交友関係をきっかけとしている。

 また私にとって、かなり上のひとりの先輩からの影響も大きなものであった。私は彼から心理学的なアプローチ、実存的なアプローチの影響を受けた。確かに、彼の影響で、私は卒業後、ポール・トゥルニエなどの心理学的な本、それから、史的イエスの探求に関する本などを書店でよみあさるようになった。おそらく、この友人の影響を受けた卒業後数年間が、私の人生で一番、良い意味でも悪い意味でも自由主義寄りになった時期であったろうと思われる。