オリンピックエンブレム問題で思ったこと

 今の時代、デザインも音楽も「創造性、創造性」と声高に言われながらも、もしかすると自分は何かの真似をしているかもしれないと著作権チェックにびくびくしながら創作しなければならない時代になりました。このような時代だからこそ、わたしたちは、真似ってどうゆうことなのかを聖書から知っておく必要があります。私たち人類は、神が創造されたものを真似て「創造性、創造性」と言ってきたのではないでしょうか。例えば、飛行機も神さまの創造された鳥の翼を真似たもののように思うのです。ですから、本当は神さまが人類に対して著作権を主張されても良いぐらいです。ソロモンはこう言います。「日の下には新しいものは一つもない」(伝道者の書1章9節)。さて、聖書にある最初の真似は、どこにあると思いますか。そうです。神さまが人間を創造するときに、ご自身に真似て造られたと言われています。これです(創世記1章26,27節)。これこそが最高にすばらしい真似です。全然違う存在なのに、全然似ていないのに、神さまとコミュニケーションできる、礼拝ができる、祈りができる、賛美ができる、対話できる、お互いに愛し合うことができる人間を造った、これこそが最高にすばらしい真似なのではないでしょうか。