有田優先生語録10(1990.7.1記録)

10、「今日の説教はカルヴァンが強過ぎる」(私の説教を聞かれた後、私にぽつり言われたことばがこれです。有田先生にとってのカルヴァン構造主義は強さの問題なんだなあと思いました。確かに、私が参考にしていた注解書は穏健カルヴァン派の学者のものでした。先生のバランス感覚がどのようなものか、想像させる言葉でした。以前、先生は「注解書を信じてはならない、注解書を超えた説教をしなさい」と言われたこともあります。またあるときは詩篇から説教をしましたが、先生は「詩篇は贖いの詩篇という捉え方をしてね」と言われたことも印象深く残っています。)