WCC「中国教会の成長驚異的」 政府の姿勢15年前と比べ変化

 この情報は、キリスト教エキュメニカル派最大組織の世界教会協議会(WCC)の国際情勢・パブリックウィットネス主任のマシューズ・ジョージ・チュナカラ氏のものでクリスチャントゥデー誌のHP(2010.08.04)に書かれていたものです。

 福音派筋では中国の成長ぶりはよく発信されてきました。しかし、慎重なWCCの公的機関による発信により、事実を確認することができます。「私はここ15年の間に中国を何度も訪れたが、その驚異的な成長に愕然とするしかない。今や教会は溢れるほどだ」「教会で見られるのは貧しい人々ばかりではない。裕福な人々や高学歴の人々もキリスト教を受け入れつつある。北京と上海がその証拠だ」。1970年代初頭の中国のキリスト教人口は300万人とされているが、現在は1億3千人を超えると言われている。」。福音派筋では以前より、公認教会は中国のクリスチャンの一部であり、殆どは非公認教会であることを伝えてきましたが、今回の発表は福音派筋の発表に近い形になっています。また彼は、中国政府の意図についても触れています。「中国政府は何か挑発的なことがない限り今はもう(教会を)襲撃するようなことはしないであろう。現在中国は急速な経済成長の中にあり、政府は調和の取れた社会の重要性を認識している。そのような社会を促進するために、政府は宗教に特別な役割を与えているのだ」また彼は続いて、第三世界の発展について次のように述べています。「中国だけでなく、アジアの多くの国で教会が発展しつつある。より大勢の人々が神のもとへ立ち返ってきている。特に西洋社会と比較すると東洋の(クリスチャン)青年の勢いは非常に目覚しいものがある。草の根レベルの人々の間に本物の霊的熱意が存在する」

 チュナカラ氏はまた、神は知恵ある者に恥をかかせるため無学な者を用いられている(1コリント1:27)と述べ、「西洋でキリスト教が衰退する一方、神は霊的覚醒をインドや中国といった第三世界の間にもたらそうとしている」と語っています。

 キリスト教の国としての、中国、韓国、インド、東南アジア諸国なんて、今まで考えることができたでしょうか。私の所属するメノナイトブレザレンも一番クリスチャン人口が多いのはインドであり、成長のゆえに、数を正確に把握できない程です。私たちは適切に、西洋のキリスト教の衰退と第三世界キリスト教の発展の事実を伝えないといけないと思います。例えば、「キリスト教で成長した国はいつもキリスト教文化を保持しつつもキリストを捨ててきた」という残念な歴史観も身につける必要があると思います。そのようななかで、「捨てられた石」キリストを拾った無学な国々を主は用いられて、彼らに祝福を与えて、過去キリストの祝福に与った国々に妬みを起こさせるという歴史観です。日本も捨てられた石を拾うべきです。アーメン